オメガを長く使い続けるために。時計修理の情報サイト

HOME » モデル別オメガ故障&修理事例 » スピードマスター

スピードマスター

本ページではスピードマスターの特徴と、起こりがちな故障事例、オーバーホール料金の目安などについて記載していきたいと思います。

月面着陸に同行したスピードマスター

オメガ「スピードマスター」多くの方は先刻ご承知のことでしょうが、スピードマスターはアポロ11号の月面着陸に同行した腕時計としての栄誉が与えられています。

また映画にもなったアポロ13号のトラブルの際は、制御不能になった船体を10秒ごとに噴射で立て直す際、そのタイミングを計った時計としても知られます。

現代においてもスピードマスターの人気は高く、特に男性からの支持が大きいようです。ストップウォッチ機能に代表されるメカニカルな雰囲気や、フォーマルからカジュアルまでマッチするという魅力があるからと思われます。

そんな人気のスピードマスターですが、気をつけなければならない点があります。

クロノグラフゆえのトラブルとは…

スピードマスターに起こりがちなトラブルとしては「プッシュボタンの不具合」「12時間計の針が勝手に進む」が挙げられます。これらはクロノグラフ特有とトラブルと言え、シーマスターやデ・ビルのクロノグラフモデルにも起こりえる症状になります。

まずストップウォッチ機能を使用する際に使用するプッシュボタンについて。通常は内側からネジで固定されており簡単には緩まないようになっていますが、過度の使用や経年によって緩んでくる場合があります。

また、内部には気密性のためのパッキンが封入してありますが、このパッキンも油切れやゴミの浸入、経年劣化などで傷むことがあり、水が侵入し錆びの原因になるので要注意です。

なお、プッシュボタンのベース交換は4,000円前後です。

クロノグラフゆえのトラブルとは?もうひとつが、プッシュボタンを押していないのに12時間計の針が勝手に進む現象です。

これは時計内部のストッパーの摩耗が原因です。通常はこのストッパーによって12時間計の歯車を止めていますが摩耗によって不具合がおき12時間計針が進んでしまいます。

ストッパーは歯車とセットで交換する必要があり、部品代8,000円程度になります。

この他にも、他のオメガモデルと共通する時間の狂いやゼンマイの不具合などのトラブルも起こりえます。それらについては「その他のモデル」のページを参照してください。

オーバーホールの相場は3万円~5万円超まで

スピードマスターはシーマスターやデ・ビル、コンステレーションなどに比べると、オーバーホール料金の相場は比較的高くなります。

言うまでもなくクロノグラフであるのが理由で、通常の自動巻きや手巻きよりも部品点数や点検箇所も多くなるためです。

オーバーホールはオメガの正規店では5万円代後半修理店では3万円~5万円というのが相場になっています。

1日に15秒以上時間がズレるようになったらオーバーホール時期と言えます。

 
オメガの修理110番