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引用元:https://www.omegawatches.jp/watch-omega-seamaster-diver-300m-co-axial-master-chronometer-42-mm-21030422001001
オメガ(OMEGA)の腕時計に搭載されているコーアクシャルの特徴や相場、トラブルや修理の事例について紹介していきます。
スイスの時計ブランド・オメガの製品に使われているムーブメントは「コーアクシャル(CO-AXIAL)」と呼ばれています。オメガにのみ使用されているシステムで、以下のような特徴があります。
コーアクシャルは、時計のなかでもっとも摩耗の激しい脱進機に約250年ぶりに搭載されたシステムです。メンテナンス間隔が4,5年に1回だったものが、8年以上と約2倍も長持ちするようになりました。
オメガでは、コーアクシャル部分のデザイン性も重視しています。2種類のサイズ、ニヴァガウス™合金などの磁気をおびない素材を使用しているため、15,000ガウスもの対磁性能が特徴です。
コーアクシャルによくあるトラブルとして、メンテナンスの間隔が長いからといって掃除やオーバーホールを行わなかったために、経年劣化が進んでしまうことがあります。コーアクシャルの取り替えには専用の部品が必要であり、部品にかかる費用が高額になりやすいため注意が必要です。
ベルト部分は直接肌に当たる部分であり、付けたり外したりを繰り返していると摩耗が生じます。電池についても、寿命を超えてしまうと時計を正常に作動させることができません。
オメガの時計は、内部部品にヒゲゼンマイが使用されていることがあります。ヒゲゼンマイは非常に繊細なため、衝撃を与えると簡単に破損し、時計が遅れてくることがあります。
コーアクシャルモデルにかかるオーバーホール費用は、22,000円(税込)〜26,000円(税込)前後から。キャリバー85系は30,000円(税込)前後、「コーアクシャルクロノグラフ」は32,000円(税込)前後が相場です。
コーアクシャルのオーバーホールでは、分解・掃除・修理・交換・洗浄・検査などを行います。
一例として、機械式(自動巻)の「オメガ シーマスター コーアクシャル」のオーバーホールでは、分解掃除・中留の修理・切替車とゼンマイとパッキンの交換・ケースとブレスの洗浄・防水検査で合計46,000円(税別)の費用がかかっています。
参照元:https://www.doctorwatch.jp/case/11112/
オメガ修理を安価で対応してくれる3社をピックアップ。
各社とも郵送修理にも対応しているため、お住いの近くに店舗がない場合にもおすすめです。
スペック:オメガスピードマスター/クロノグラフ/自動巻/10年前に購入以降オーバーホールなし
修理内容:ゼンマイ・切替車・裏蓋パッキン・バンドピン・バンドピン用パイプの交換・オーバーホール
※修理専門店でオメガスピードマスターのオーバーホールが2020年4月現在最安値の「カナルクラブ」、チェーンの大手「なんぼや」、オメガ正規店である「スウォッチ」の3店に見積もり依頼し、その結果を掲載しました。
※見積もり期間は2020年1月~4月です。