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オメガのオーバーホール時の注油

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オメガを使用している場合は、定期的なオーバーホールが必要です。オーバーホールとは、分解・清掃・再組み立てを行うこと。この再組み立てを行う際に大切になる作業の一つが、注油です。ここでは、注油の目的や油の種類、注油を依頼する注意点について紹介します。

注油の目的は?

オメガのオーバーホール時に、再組み立てを行う際、パーツ同士が擦れて劣化することを防ぐことが注油の目的です。

オメガは精密機械なので、定期的にメンテナンスをしなければなりません。時計の内部に使用される油は、3〜4年で変質するといわれています。購入してから3〜4年経ってもオーバーホールを依頼せず、変質した油を放置したり油切れの状態のまま修理しなかったりすると、パーツが摩耗し動作不良や部品不良の原因になってしまうのです。

注油を正しく行うには高い技術が必要で、油も複数種類が使い分けられます。

オーバーホールで使用する油の種類

オーバーホールで使用する油は主に、粘度の異なる4種類です。粘度の重い順に、以下4つの油の特徴を紹介します。

重ための油「9504」

「9504」は、パーツ同士が直接接触するところに使用する重ための油です。たとえば、「香箱」「巻き芯」「キチ車」「ツヅミ車」「オシドリ」などのパーツに使用します。時計の動力のもとになるパーツに使うことが多いため、しっかりと注油することが大切です。

「9504」は、パーツが動いているときは液状、パーツが動いていないときは半グリース状に変化するため、潤滑の性能を長期間維持できるという特徴があります。

やや重ための油「9104」

「9104」は、力の加わるパーツに使用できる耐久性の高い、やや重ための油です。機械式時計やクロノグラフ時計の「輪列」「裏回り」やモジュール部分のほとんどのパーツに使用することができます。非金属にも使用できて、-25℃~+100℃の温度変化に対応可能です。

色素が添加してある種類もあれば、裏蓋がスケルトンの時計にも使用できる透明な種類もあります。

やや軽めの油「9010」

「9010」は、劣化に対する耐性の高い、やや軽めの油です。時計業界で長年使用されています。小さな部品の目詰まりを防ぎ、油が留まって拡散しにくい点が特徴です。「4番車」「ガンギ車」などの軽めの列や脱進機に使用されます。

「9104」と同じように、色素が添加されている油もあれば透明な油もあり、商品によって使い分けることが可能です。

軽めの油「9415」

「9415」は、機械式時計の「脱進機」のために開発された、軽めの油です。安定性と潤滑製に優れていて、効率的に潤滑膜を形成します。

「9504」と同じく、パーツが動いているときは液状、パーツが動いていないときは半グリース状に変化するため、持続性が高い点が特徴的です。

注油は難易度が高い作業

注油は、非常に難易度が高い作業です。オイラーと呼ばれる専門工具を使い、複数種類の油を使い分け、必要な部分に適量を注さなければなりません。なぜなら、油は多くても少なくても精度が狂ったり動きが悪くなったりするからです。

「適量」を数値で測ることは困難で、熟練した技術者の腕に任されています。技術者が持つ経験やノウハウによって、ルーペや顕微鏡を使いながら注油する箇所や種類、量を判断していくのです。

そのため、大切なオメガのオーバーホールを依頼する際には、高い技術を持つ修理技士がいるお店を選ぶようにしましょう。

オメガの修理
見積り価格3社比較

オメガ修理を安価で対応してくれる3社をピックアップ。
各社とも郵送修理にも対応しているため、お住いの近くに店舗がない場合にもおすすめです。

スペック:オメガスピードマスター/クロノグラフ/自動巻/10年前に購入以降オーバーホールなし
修理内容:ゼンマイ・切替車・裏蓋パッキン・バンドピン・バンドピン用パイプの交換・オーバーホール

時計修理工房
なんぼや
見積金額
63,700
カナルクラブ
見積金額
46,200
スウォッチ
(オメガ正規店)
見積金額
83,600
       

※修理専門店でオメガスピードマスターのオーバーホールが2020年4月現在最安値の「カナルクラブ」、チェーンの大手「なんぼや」、オメガ正規店である「スウォッチ」の3店に見積もり依頼し、その結果を掲載しました。
※見積もり期間は2020年1月~4月です。