コンステレーションの修理方法について

コンステレーションの特徴やよく修理に出される事例を紹介していきます。

コンステレーションの歴史や特徴

オメガのコンステレーションは1982年に発売して以来、その高い精度と美しさからオメガのシンボルとして輝き続けるロングセラーモデルです。

メンズ・レディースでそれぞれ展開されており、レディースは現在5代目となっています。

デザイン上の特徴はリュウズとその反対側にある4本の爪と、円盤上に輝くスターのアイコンです。メンズの場合はローマ数字が、レディースの場合はダイヤがそれぞれ円盤にあしらわれています。

コンステレーションはクォーツが主流ですが、機械式の時計もあります。モデルによってことなるので、修理に出す際は購入時の説明書などをあらかじめ確認するようにしましょう。

コンステレーションでよくあるトラブル

コンステレーションでよくあるトラブルは、電池切れ放置による漏液と、それによる各種各種内部機構の破損が上げられます。

クオーツの場合はよく起こるものですが、コンステレーションはクォーツが主流のため、この事例はよく見られます。

また、ベルト部分について、ピンの紛失や破損といったものもあります。コンステレーションの金属ベルトは単身タイプが多いようですが、長さ調節のために抜いたピンを失くしてしまったり、折れ曲がったりしてしまうことがあるそうです。力任せに扱ってしまわないよう注意しましょう。

また、オメガと言えば機械式ムーブメント「コーアクシャル」が有名です。コンステレーションの中にもコーアクシャルムーブメントを採用しているモデルがあります。コークアーシャルムーブメントは摩耗しにくいことが特徴ではありますが、それでもクォーツ式に比べると劣化は早いものです。

このため、コーアクシャル採用モデルにはゼンマイが劣化して切れてしまったり、衝撃により機構の歯車が狂ってしまうなどの故障が起こります。

コンステレーションの修理とオーバーホールの相場

クォーツ式でクロノグラフがないモデルはおおよそ2.5万円～。クロノグラフの場合3.5万円～が相場のようです。

機械式の場合だと、クロノグラフなしでは3.5万円～。クロノグラフがあれば4万円～となっています。

なお、オメガ純正店で依頼をするとクォーツクロノグラフ非搭載で5万円以上となっています。

コンステレーションの修理とオーバーホールの事例

ダブルイーグル

ムーブメントの潤滑油の乾きが原因で1日に20秒の遅れが出たそうです。

費用は税込み51,700円。

参照元：https://www.cien-watch.com/omega/constellation.html

クオーツ

電池切れと長期間放置による回路の劣化。さらにムーブメントの油汚れもあったそうです。

費用は電池交換込みで28,600円

参照元：https://www.cien-watch.com/omega/constellation.html

自動巻

時間のずれが発生したとのこと。原因は内部ムーブメント油汚れと4番車摩耗。また、パッキンも劣化していたため取り換えたそうです。

費用は部品交換込みで33,000円

参照元：https://www.cien-watch.com/omega/constellation.html

オメガのオーバーホール
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コンステレーションの時計修理で依頼するならおすすめの専門業者

ドクターウォッチ

ドクターウォッチは公式ホームページから時計の修理や電池交換やオーバーホールまで依頼でき、集荷に来た宅配業者に渡すだけで、自宅から一歩も出ずに修理に出せる気軽さが魅力です。

オメガをはじめとした高級時計の修理実績もあり、とくにスイスウォッチを得意としています。

ドクターウォッチのオーバーホール料金

ドクターウォッチのオメガのコンステレーションオーバーホール料金について、24,000円台の実例がありました。他にも26,000円で定期オーバーホールの事例があります。

ドクターウォッチの修理事例

クロノグラフ不良

修理費	36,000円
修理内容	分解掃除、電池交換、パッキン交換、ケース・ブレス洗浄、防水検査

クロノグラフに不良が起きて持ち込まれたもので珍しいタイプです。内部の油切れのせいか、リセットしても12時に戻らないため、オーバーホールと防水検査を実施しています。

時計が止まり中留不良もあり

修理費	32,000円
修理内容	分解掃除、中留修理（バネ・イモ螺子の交換）、ケース洗浄、ブレス洗浄、パッキン交換

クオーツのコンステレーションですが、時計が止まり中留の不良があったようです。点検すると電池の漏液と腐食が見られました。分解掃除と共にバネとイモ螺子の交換で中留も修理されている事例です。

シエン

シエンは時計修理とオーバーホールの専門店です。修理完了後、1年の品質保証、納期は約3週間に設定し集中して作業にあたります。

全国対応の梱包キットがあり、オーバーホールの依頼では無料で提供してくれます。

シエンのオーバーホール料金

シエンのコンステレーションのオーバーホール料金は一例として、20,000～50,000円台ですがあくまで一例にしか過ぎません。基本的に状態が悪く、オーバーホール以外に部品交換なども加われば高くなるのは必然です。

シエンの修理事例

定期メンテナンスで精度調整

修理費	51,700円
修理内容	オーバーホール、パッキン、精度調整（日差+10秒以内）

定期メンテナンスで持ち込まれたコンステレーションダブルイーグルです。精度が悪くなり、1日に20秒も遅れるようでした。ムーブメント内部の一部で潤滑油が乾いていたため、オーバーホールとパッキンと精度調整を行っています。

初めてのオーバーホール

修理費	28,600円
修理内容	オーバーホール（電池交換含む）、回路

一度もメンテナンスをしていないために持ち込まれたものです。内部ムーブメントに汚れが見られました。電池切れと回路経年劣化も起こっていたようです。オーバーホールと回路で28,600円でした。

オロロジャイオ

オロロジャイオは経験10年～30年の技能士しか在籍していません。オーバーホールを行うのは1級時計修理技能士、2級時計修理技能士です。

郵送でも依頼を受け付けており、全国対応、見積もりと送料無料、キャンセルでも返送料金はかかりません。

オロロジャイオのオーバーホール料金

オメガのオーバーホールは全般的に16,500円～です。コーアクシャルなら26,400円。ただし、部品交換が必要なら部品代が必要になるため注意してください。

オロロジャイオの修理事例

コーアクシャルのオーバーホール

修理費	61,600円
修理内容	オーバーホール、リューズ交換、チューブ交換

リューズが摩耗していてねじ込み不良が起きていました。リューズと共に、埋め込まれた受け側のチューブも交換し、オーバーホールを実施。合計61,600円です。

電子回路不良による動作不良

修理費	36,300円
修理内容	オーバーホール、リューズ、巻き真、電子回路

湿気で電子回路不良による動作不良です。電子回路ブロック交換、リユーズ交換を実施。コンステレーションのリューズは小さいですが流通の問題で高額になりやすいようです。