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引用元:オメガ https://www.omegawatches.jp/ja/watches/seamaster/seamaster-300/product
本ページではシーマスターの特徴と、起こりがちな故障事例、オーバーホール料金の目安などについて記載していきたいと思います。
シーマスターは1948年の誕生以来、その精度と信頼性により、多くの海洋マン達をサポートしてきたダイバーズウォッチです。
スピードマスターと比べ、機能・デザインともシンプルでありながら存在感のあるモデルという位置づけになっています。
かつてはブルーの回転ベゼルが特徴でしたが、近年ではシルバーが主流となってきたようです。
もちろんダイバーズウォッチであるため、ダイビングやサーフィンなどの使用を目的に購入される方も多いことでしょう。
しかし、防水機能への過信は禁物です。おもわぬ落とし穴が待っている場合があります。
シーマスターのトラブルで一番起こりがちなのが、リューズの破損や劣化による水分の侵入です。
リューズの内部には封入パッキンが配してあり水の侵入を防いでいますが、パッキンが劣化すると浸水が起こり、リューズ内部の巻真やムーブメントに錆びを発生させてしまいます。
ちなみに真水より海水、海水より温泉水の順でダメージが酷くなります。
リューズの巻真が錆びたり折れたりした場合、リューズ交換は5,000円程度になります。
もうひとつ要注意なのが、ネジ山の摩耗によってリューズがロック出来なくなる症状です。
経年劣化や誤った操作(例えば斜めに傾けてネジ込んでしまうなど)によって、ネジ山が摩耗するのが原因です。もちろんこの状態では防水性は望むべくもありません。
ケースに付いたチューブとリューズ内部のネジ山の両方の交換が必要となり、納期も1ヶ月ほど必要になってきます。ケースチューブの交換は15,000円前後です。
ダイビングなどの用途にシーマスターを使用する場合は、この点を踏まえ、適切な点検やオーバーホールを心がけてください。
なにより、防水に特化した時計とはいえ、あくまで精密機械です。あまり過信をしすぎずに、できるだけ水気からは避けるようにすることが重要といえます。
シーマスターのオーバーホール料金相場は、クロノグラフであるスピードマスターよりは低い傾向があります。ただしシーマスターの中でも、クロノグラフ機能をもつものは、スピードマスターと同等になると考えてください。
料金はオメガの正規店では3万円代半ば、修理店では2万円~3万円弱が相場になっています。安いお店では1万円台も!
1日に15秒以上時間がズレるようになったらオーバーホール時期と言えます。
当サイトでは、オメガのオーバーホールをお願いできる28のお店を調べ、価格とGoogle評価を掲載しているので、安くて信頼できる行きつけショップを見つけたい人は、ぜひ活用してください。
カナルクラブは、負担の少ない理想的なメンテナンスサイクルの実現を目指している時計修理専門業者です。
そのメンテナンスは丁寧そのもので大切な時計を一生使い続けられるようなもの。1970年に創業したカナルクラブと同じように、次の世代へと受け継いでいけるような長く使い続けられるメンテナンスを行っています。
カナルクラブのシーマスターの基本オーバーホール料金は、クォーツの場合13,000円、オートマチックでは16,000円です。
また、コーアクシャルは20,000円、クロノグラフは24,000円とモデルによって価格に違いがあるため、自分の時計のタイプを確認しておくようにしましょう。
過去の事例では、コーアクシャルのオーバーホールを20,000円+ゼンマイ・パッキン交換で総額39,000円で対応したというケースがありました。
引用元:カナルクラブ URL:https://watch.ne.jp/pricelist/omega/
修理費 | 39,000円 |
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修理内容 | オーバーホール、ゼンマイ、パッキン、バネ棒、機止板 |
シーマスターのオーバーホールと各種パーツ交換を実施。交換パーツは、ゼンマイ、パッキン×2、バネ棒×2、機止め板×3となっています。分解掃除と内部パーツ交換で本来のパフォーマンスを回復。
引用元:カナルクラブ URL:https://watch.ne.jp/pricelist/omega/
修理費 | 53,000円 |
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修理内容 | 基本オーバーホール、裏パッキン、リューズ、他調整 |
年代物で味のある「OMEGA シーマスター OLD」。基本オーバーホールに加え、裏パッキン、リューズなど内部パーツ交換、さらに他調整(\3000)も実施しています。メンテナンス費用の合計は53,000円
引用元:カナルクラブ URL:https://watch.ne.jp/pricelist/omega/
修理費 | 33,000円 |
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修理内容 | オーバーホール、部品交換(パッキン/リューズパッキン/ブレスピン/パイプ) |
防水搭載の高精度モデルとして知られるシーマスター プラネット―シャン。購入から7年、初めてのメンテナンスとして、オーバーホール、各種部品交換を実施。メンテナンス費用は合計33,000円。
時計修理専門店シエンには、元ロレックス技術者やメーカー修理部門出身者、技術歴20年以上のベテランなど、確かな腕を持つ修理担当者が在籍しています。 自社に修理工房を所有しているため、メーカー修理よりも安くオーバーホールが行えます。オーバーホールの納期は約3週間、品質保証も1年間。素早く安心の品質保証が受けられます。
また、全国からの郵送依頼にも対応しており、見積もりや工房キットも無料で提供しています。
時計修理専門店シエンのシーマスターのオーバーホール料金は16,000円です。新品仕上げを含めれば23,000円とメーカー価格よりも安い料金設定となっています。
過去の事例では、新品仕上げのオーバーホールに回路の交換を含めて36,300円のケースや、他にもオーバーホールと新品仕上げ・パッキンぜんまいの交換で45,100円というケースがありました。
引用元:時計修理専門店シエン URL:https://www.cien-watch.com/omega/
修理費 | 45,100円(税込) |
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修理内容 | オーバーホール、新品仕上げ、パッキン、ゼンマイ |
オメガ シーマスター プロフェッショナル300(型番:2531-80)です。精度が遅れるようになってきたため、オーバーホールと新品仕上げを実施。加えて、裏蓋パッキンとゼンマイも同タイミングで交換。
引用元:時計修理専門店シエン URL:https://www.cien-watch.com/omega/
修理費 | 40,700円(税込) |
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修理内容 | オーバーホール、新品仕上げ、リバーシング |
ムーブメント内部油切れ状態のためオーバーホールを、リバーシング摩耗のため磨きをそれぞれ実施。オーバーホール25,300円、新品仕上げ(セット価格)7,700円、リバーシング7,700円の内訳で、合計価格40,700円(税込)となりました。
引用元:時計修理専門店シエン URL:https://www.cien-watch.com/omega/
修理費 | 55,000円(税込) |
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修理内容 | オーバーホール、新品仕上げ、パッキン、バネ棒、ゼンマイ |
ムーブメント内部の油が乾き、ゼンマイの劣化により振弱の状態にありました。従って、オーバーホールとゼンマイの交換、裏蓋パッキン・バネ棒も経年劣化による交換を実施。
WATCH COMPANYは、オメガを専門としたメーカー同様の修理体制を確立しいる時計修理専門業者です。
豊富な知識と確かな技術を持ち、定期メンテナンスのオーバーホールはもちろん、修理においては100%純正部品を使用するという、高品質な仕上がりを目指しています。見積もりも無料で、分かりやすく説明してくれると依頼者からの評判も高い業者です。
WATCH COMPANYのオメガ・シーマスターのオーバーホール料金は、オーバーホールのみで1万5000円~。オーバーホールに新品仕上げを加えると25000円~となっています。この料金はクォーツのもので、自動巻きの場合はそれぞれ各プラス3000円、クロノグラフの場合はプラス13000円となっています。
過去の事例としては、シーマスタープロフェッショナル・クォーツにおいて、新品仕上げオーバーホールと電子回路の交換・ブレスレット修理などを含めて35,000円で対応したというケースがありました。
引用元:WATCH COMPANY URL:http://www.watchcompany.jp/case/12058/
修理費 | 38,500(税込) |
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修理内容 | オーバーホール、外装仕上げ、交換部品・技術料(電子回路・バネ棒・ブレスレット修理) |
ムーブメント内部の汚れ、電子回路の破損などにより、オーバーホールと電子回路・バネ棒の交換、ブレスレットの修理も実施しました。ブレスレットのピンは余り駒(調整駒)を使用して対応。
引用元:WATCH COMPANY URL:http://www.watchcompany.jp/case/8926/
修理費 | 33,000(税込) |
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修理内容 | オーバーホール、外装仕上げ |
ムーブメント内部に汚れが発生し止まりも起きていました。そこでオーバーホールと止まりに対する修理、電池交換、新品仕上げを実施。電池交換はオーバーホール料金内に含まれています。
引用元:WATCH COMPANY URL:http://www.watchcompany.jp/case/8871/
修理費 | 68,200(税込) |
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修理内容 | オーバーホール、外装仕上げ、部品交換(バネ棒・ゼンマイ・3番車・4番車・リバーシング・ブレスピンパイプ) |
ムーブメント内部が油切れ状態にあり、ゼンマイの劣化により時計の動きが弱くなっていました。よって、オーバーホールと部品交換、ピン・パイプの全箇所点検、交換を実施。耐用限度を超えた部品は全て交換しています。
時計修理工房なんぼやは、全国116店舗(2021年6月現在)を展開する買取専門店「なんぼや」グループの時計修理工房です。修理実績は年間16,000本以上。WOSTEP認定時計技士や、時計修理技能士1級の資格を持つ経験豊富な技術者たちが、オメガの時計修理・オーバーホールを行っています。
修理技術やサービスの質は高くても、お値段は適正価格を実現。同店では、最新の設備を導入することによって高い作業効率を実現。「なんぼや」グループのユーザーへのサービスを目的としてスタートした経緯もあり、比較的低価格での料金設定となっています。
時計修理工房なんぼやのシーマスターのオーバーホール料金について、過去には28,000円(税込)や29,000円(税込)などの実例がありました。
引用元:時計修理工房なんぼや URL:https://nanboya.com/watch-repair/overhaul/page/11/
修理費 | 31,000円(税込) |
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修理内容 | オーバーホール、ツツカナ交換 |
オメガのシーマスタープロフェッショナル2254.50。時間が遅れるという症状があり、検査の結果、分針が付いている「ツツカナ」の摩耗が原因とわかりました。よって、オーバーホールとツツカナ交換を実施。
引用元:時計修理工房なんぼや URL:https://nanboya.com/watch-repair/overhaul/page/2/
修理費 | 29,000円(税込) |
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修理内容 | オーバーホール |
手巻き時のリューズ操作が重く、時間がすぐに止まってしまう状態にありました。点検の結果、自動巻きブロック内・切替車のオイル汚れが原因で動きに負荷が掛かっていることがわかり、オーバーホールを実施。
オメガ修理を安価で対応してくれる3社をピックアップ。
各社とも郵送修理にも対応しているため、お住いの近くに店舗がない場合にもおすすめです。
スペック:オメガスピードマスター/クロノグラフ/自動巻/10年前に購入以降オーバーホールなし
修理内容:ゼンマイ・切替車・裏蓋パッキン・バンドピン・バンドピン用パイプの交換・オーバーホール
※修理専門店でオメガスピードマスターのオーバーホールが2020年4月現在最安値の「カナルクラブ」、チェーンの大手「なんぼや」、オメガ正規店である「スウォッチ」の3店に見積もり依頼し、その結果を掲載しました。
※見積もり期間は2020年1月~4月です。