公開日: |更新日:
引用元:オメガ https://www.omegawatches.jp/ja/watches/speedmaster/speedmaster-57/product
本ページではスピードマスターの特徴と、起こりがちな故障事例、オーバーホール料金の目安などについて記載していきたいと思います。
多くの方は先刻ご承知のことでしょうが、スピードマスターはアポロ11号の月面着陸に同行した腕時計としての栄誉が与えられています。
また映画にもなったアポロ13号のトラブルの際は、制御不能になった船体を10秒ごとに噴射で立て直す際、そのタイミングを計った時計としても知られます。
現代においてもスピードマスターの人気は高く、特に男性からの支持が大きいようです。ストップウォッチ機能に代表されるメカニカルな雰囲気や、フォーマルからカジュアルまでマッチするという魅力があるからと思われます。
そんな人気のスピードマスターですが、気をつけなければならない点があります。
スピードマスターに起こりがちなトラブルとしては「プッシュボタンの不具合」と「12時間計の針が勝手に進む」が挙げられます。これらはクロノグラフ特有のトラブルと言え、シーマスターやデ・ビルのクロノグラフモデルにも起こりえる症状になります。
まずストップウォッチ機能を使用する際に使用するプッシュボタンについて。通常は内側からネジで固定されており簡単には緩まないようになっていますが、過度の使用や経年によって緩んでくる場合があります。
また、内部には気密性のためのパッキンが封入してありますが、このパッキンも油切れやゴミの浸入、経年劣化などで傷むことがあり、水が侵入し錆びの原因になるので要注意です。
なお、プッシュボタンのベース交換は4,000円前後です。
もうひとつが、プッシュボタンを押していないのに12時間計の針が勝手に進む現象です。
これは時計内部のストッパーの摩耗が原因です。通常はこのストッパーによって12時間計の歯車を止めていますが摩耗によって不具合がおき12時間計針が進んでしまいます。
ストッパーは歯車とセットで交換する必要があり、部品代8,000円程度になります。
この他にも、他のオメガモデルと共通する時間の狂いやゼンマイの不具合などのトラブルも起こりえます。それらについては「その他のモデル」のページを参照してください。
スピードマスターはシーマスターやデ・ビル、コンステレーションなどに比べると、オーバーホール料金の相場は比較的高くなります。
言うまでもなくクロノグラフであるのが理由で、通常の自動巻きや手巻きよりも部品点数や点検箇所も多くなるためです。
オーバーホールはオメガの正規店では5万円代後半、修理店では3万円~5万円というのが相場になっています。
1日に15秒以上時間がズレるようになったらオーバーホール時期と言えます。
当サイトでは、オメガのオーバーホールをお願いできる28のお店を調べ、価格とGoogle評価を掲載しているので、安くて信頼できる行きつけショップを見つけたい人は、ぜひ活用してください。
カナルクラブは高級腕時計専門の修理工房として、お客さんの時計を長く、最小の負担で維持できるようなメンテナンスを行っています。その一例は「部品交換不要のメンテナンス」。高い技術力を兼ね備えた職人による修理はもちろん、定期的なオーバーホールを推奨しています。その上で、大切な時計を長く使うための情報提供も行ってくれます。
カナルクラブのスピードマスターの基本オーバーホール料金は、24,000~26,000円です。2時プッシュボタンが欠損しているオメガ・スピードマスターマークⅡの場合はオーバーホールと修理を含めて47,000円。 キャリバー321搭載の年代物スピードマスターの場合は、35,000円にパッキンや各種調整6,000円を含めた41,000円で対応した事例があります。
引用元:カナルクラブ URL:https://watch.ne.jp/pricelist/omega/
修理費 | 39,000円 |
---|---|
修理内容 | オーバーホール、部品交換(パッキン/ピン) |
良好なコンディションを保っていたスピードマスタースプリットセコンド。使用状況が良かったため、内部部品の交換は必要なく、オーバーホールとパッキン、ピンの部品交換を実施。
引用元:カナルクラブ URL:https://watch.ne.jp/pricelist/omega/
修理費 | 37,000円 |
---|---|
修理内容 | オーバーホール、ゼンマイ、パッキン、テンプ調整 |
ゼンマイを巻いても時計が動かなくなったスピードマスター アポロ11モデル。ゼンマイが切れてしまったので、時計が動くはずもありません。故にオーバーホールとゼンマイ、パッキン、テンプ調整を行いました。
引用元:カナルクラブ URL:https://watch.ne.jp/pricelist/omega/
修理費 | 38,000円 |
---|---|
修理内容 | オーバーホール、ゼンマイ、パッキン、切替車 |
スピードマスターの定期メンテナンスの依頼です。オーバーホールに加えて、ゼンマイ、パッキン、切替車など、消耗品の交換の範囲で収まるメンテナンスを実施。オーバーホールと部品交換を合わせて費用合計は38,000円。
オロロジャイオは、1級・2級時計修理技能士が丁寧に修理を行ってくれる時計修理専門業者です。オメガはもちろん、ロレックスのようなスイス時計についても、オーバーホールから各種修理の対応が可能。その技術は確かなもので、一つひとつ丁寧に対応してもらえたと、修理を依頼した人からは高い評価を獲得しています。
オロロジャイオのスピードマスターのオーバーホール料金は、28,000円です。見積もり事例としては、オーバーホールと裏フタのパッキン交換2,200円をあわせて30,200円。他にも、バックル交換や各種消耗品の交換で35,000円という事例もあります。
また、長年メンテナンスを行っていなかったスピードマスターのオーバーホールにおいて、総額70,700円で対応した事例がありました。長年のメンテナンスを怠ったことによりコンディションが悪化し、修理代が大きくなってしまったケースと言えます。
引用元:オロロジャイオ URL:https://www.orologiaio2011.jp/case/detail/143
修理費 | 45,540円(税込) |
---|---|
修理内容 | オーバーホール、リューズ交換、チューブ交換 |
オメガ スピードマスターマークⅡです。メンテナンスオーバーホールのほか、純正ゼンマイ、バネ棒の交換も実施。修理費用の合計は45,540円(税込)。
引用元:オロロジャイオ URL:https://www.orologiaio2011.jp/case/detail/138
修理費 | 33,220円(税込) |
---|---|
修理内容 | オーバーホール、裏蓋パッキン |
年間の使用回数はたった数回という、外装状態の良好なスピードマスターコンビの時計。オーバーホールとプラスチック製の裏蓋パッキンを交換して、費用合計は33,220円(税込)
引用元:オロロジャイオ URL:https://www.orologiaio2011.jp/case/detail/130
修理費 | 30,800円(税込) |
---|---|
修理内容 | オーバーホール |
コンディション良好なオメガスピードマスター。とてもきれいに使用されていて、特別な異常もなし。メンテナンスオーバーホールのみ実施しました。費用合計は30,800円(税込)
友輝は高い技術が必要なオーバーホールであっても、極力安く対応してくれる時計修理専門業者です。依頼の受付から見積もりを実際にオーバーホールを行う担当者が一貫して請け負います。そのため、迅速な見積もりはもちろん、依頼から修理までスムーズに対応してもらえるというメリットがあります。
また、ただオーバーホールをするだけではなく、簡易的な仕上げ・キズ取り研磨を無料で対応してもらえます。そのため、「よりキレイに生まれ変わるオーバーホール」と依頼者からも高い評判を獲得しています。
友輝のスピードマスターのオーバーホール料金は、33,000円から38,500円となっています。時計の状態や年式などによって費用には幅が生まれる場合があるため、依頼したい時計のタイプを確認しておくことが大切です。過去には、オメガ・スピードマスタープロフェッショナルのオーバーホールにて、38,500円+各種交換費で総額45,650円という事例があります。
引用元:友輝 URL:https://www.yuuki-tokei.com/OMEGA_price.html
修理費 | 45,650円(税込) |
---|---|
修理内容 | オーバーホール、ゼンマイ、リセットピン、パッキン |
オメガ・スピードマスター プロフェッショナル3570.50です。オーバーホールのほか、ゼンマイ、リセットピン、パッキンなど部品交換を実施しました。費用合計は45,650円(税込)。
引用元:友輝 URL:https://www.yuuki-tokei.com/OMEGA_price.html
修理費 | 48,950円(税込) |
---|---|
修理内容 | オーバーホール、ゼンマイ、パッキン、プッシュボタン |
オメガ・スピードマスター プロフェッショナル3573.50 バックスケルトン/シースルーです。オーバーホールのほか、ゼンマイ交換、パッキン交換、プッシュボタンを実施。
引用元:友輝 URL:https://www.yuuki-tokei.com/OMEGA_price.html
修理費 | 37,370円(税込) |
---|---|
修理内容 | オーバーホール、ゼンマイ、パッキン交換 |
オメガ・スピードマスター プロフェッショナル3573.50 バックスケルトン/シースルーです。オーバーホールのほか、ゼンマイ交換、パッキン交換、プッシュボタンを実施。
オメガ修理を安価で対応してくれる3社をピックアップ。
各社とも郵送修理にも対応しているため、お住いの近くに店舗がない場合にもおすすめです。
スペック:オメガスピードマスター/クロノグラフ/自動巻/10年前に購入以降オーバーホールなし
修理内容:ゼンマイ・切替車・裏蓋パッキン・バンドピン・バンドピン用パイプの交換・オーバーホール
※修理専門店でオメガスピードマスターのオーバーホールが2020年4月現在最安値の「カナルクラブ」、チェーンの大手「なんぼや」、オメガ正規店である「スウォッチ」の3店に見積もり依頼し、その結果を掲載しました。
※見積もり期間は2020年1月~4月です。