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文字盤の変色や汚れ、サビなど、オメガの文字盤交換に関する事例について紹介していきます。
文字盤が変色する原因は、主に日焼けです。たとえば、購入したときは白だったのに、今はベージュやアイボリーになったのも、太陽の紫外線が一因となります。変色を「味わい」とみて使い続けるのも一つの考えですが、時計の顔ともいうべき文字盤ですから、きれいな状態に保ちたいところです。
オメガの文字盤を交換するとなれば、価格はピンキリです。安いところでも5万円前後、ものによっては数十万円になるケースもあります。
また、部品調達ができないケースもあります。その場合、文字盤再生(リダン)という手法も一手です。これは、文字盤の塗装をはがし、再度塗装するという修理法です。もとの色だけでなく新しい色に変えることも可能で、文字盤を交換するよりもリーズナブルな価格で対応できます。
暗い場所でも時間がわかる夜光塗料が塗布された時計も、紫外線や経年劣化などで塗料がはがれることがあります。この場合、夜光塗料の付け直しが必要です。
塗料を塗るだけだから簡単と思われがちですが、実はすごく繊細な作業。一流の腕を持った職人がいる時計修理店でなければ対応できないほど、高度な技術が求められる作業なのです。
金属製の場合、文字盤にサビが生じることがあります。サビは主に、ガラス内部の空気に含まれる水分が原因となることが多く、気温差が大きい環境や湿気の多い時期などに生じやすくなります。
症状が軽い場合は研磨で対応できることもありますが、多くの場合は文字盤の交換が必要となります。
ガラスで覆われている文字盤ですが、リューズの隙間からホコリが侵入したり、部品の磨耗によって生じたゴミが付着するケースもあります。こうした汚れは歯車の動きに影響を与えるだけでなく、部品の劣化を知らせるサインでもありますから、清掃と時計全体のチェックをふまえ、オーバーホールを検討されることをおすすめします。
当サイトでは、オメガの修理専門店・チェーン・オメガ正規店に修理見積もり依頼を出した結果を掲載しているので、安くて信頼できる行きつけショップを見つけたい人は、ぜひ活用してください。
オメガ修理を安価で対応してくれる3社をピックアップ。
各社とも郵送修理にも対応しているため、お住いの近くに店舗がない場合にもおすすめです。
スペック:オメガスピードマスター/クロノグラフ/自動巻/10年前に購入以降オーバーホールなし
修理内容:ゼンマイ・切替車・裏蓋パッキン・バンドピン・バンドピン用パイプの交換・オーバーホール
※修理専門店でオメガスピードマスターのオーバーホールが2020年4月現在最安値の「カナルクラブ」、チェーンの大手「なんぼや」、オメガ正規店である「スウォッチ」の3店に見積もり依頼し、その結果を掲載しました。
※見積もり期間は2020年1月~4月です。