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オメガから異音がする

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こちらのページでは、オメガの時計内部から今まで聞いたことのない気になる異音がするというケースについて、考えられる原因と対策を紹介していきます。

異音の原因

時計内部から聞こえる異音の原因で考えられるのがムーブメント内の「パーツの損傷」「パーツが正常な位置から外れている」「油の劣化」という3つの事柄です。こちらではそれぞれ詳しく解説していきます。

内部パーツの損傷

自動巻きの時計の場合は、「ローター」と呼ばれる部品の異常によって異音が発生することがあります。

ローターとは自動巻ムーブメントに使われるパーツで、回転錘とも呼ばれています。腕の振りや動きなどの振動を受けてローターは回転し、自動的にネジを巻き上げるメカニズムを作り上げています。

ローターは中央部の軸を支点にして回転しますが、この軸の部分が摩耗して劣化するとローターがガタついたり、他のパーツと接触して異音が起こります。部品同士が接触して起こる異音は“カチカチ”とした金属音なのですぐに気づくはず。このような音がオメガから聞こえたら馴染みの時計店や修理店へ行って相談してください。

内部パーツが外れている

ムーブメント内の部品が本来の位置から外れてしまい、内部を転がるカタカタした異音を生じることがあります。

例えば年数が経過している腕時計などは、振動や衝撃で少しずつネジが緩んで外れてしまうケースも。歯車やゼンマイの脱落という可能性も考えられます。このままの状態にしておくと、内部の隙間や他の部品間に挟まりパーツを壊してしまう恐れがあります。異音を感じたら他の部品に大きな悪影響を及ぼす前に修理店へ相談しましょう。

油の劣化

機械時計の場合は、内部の部品同士の摩擦を抑えるために潤滑油を注しています。しかし長い間メンテナンスをしていない時計は、その油の劣化や揮発によってスムーズな回転ができなくなり異音を生じることがあります。

このまま放っておくと、摩擦によってできた金属粉が別の部品の不具合を引き起こし、さらなる不具合を生じることも。そのようなことにならないよう、3~4年おきにオーバーホールを依頼してください。

正常時でも異音は発生することもある

正常時でも音が内部から発生することはあります。例えば自動巻きの場合は内部のローターが回転してゼンマイを巻き上げる仕組みで、そのときに「シューシュー」という回転音が起こります。ブランドによっては通常よりも大きい音を出すケースもあるのでこの場合は気にすることはありません。

ただし今まで装着していて聞こていなかった金属音やカタカタした音などであれば、早めに時計店や修理店へ持ち込みましょう。時計の専門家に尋ねることが一番早いです。

オーバーホールで異音を解決

時計は精密機器のひとつです。ある程度の耐久性はあるものの、定期的に油を注いだりネジを締め直すなどのメンテナンスが必要です。3年~4年ごとのオーバーホールを行えば、異音が起こる可能性は低減します。

もし、いつもと違う異音や違和感があったら、他の部品に悪い影響を及ぼす前に早めに修理店へ相談しましょう。早めの修理が他のパーツを守ることにつながります。

オメガの修理
見積り価格3社比較

オメガ修理を安価で対応してくれる3社をピックアップ。
各社とも郵送修理にも対応しているため、お住いの近くに店舗がない場合にもおすすめです。

スペック:オメガスピードマスター/クロノグラフ/自動巻/10年前に購入以降オーバーホールなし
修理内容:ゼンマイ・切替車・裏蓋パッキン・バンドピン・バンドピン用パイプの交換・オーバーホール

時計修理工房
なんぼや
見積金額
63,700
カナルクラブ
見積金額
46,200
スウォッチ
(オメガ正規店)
見積金額
83,600
       

※修理専門店でオメガスピードマスターのオーバーホールが2020年4月現在最安値の「カナルクラブ」、チェーンの大手「なんぼや」、オメガ正規店である「スウォッチ」の3店に見積もり依頼し、その結果を掲載しました。
※見積もり期間は2020年1月~4月です。