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レイルマスター

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オメガキャプチャ

引用元:https://www.omegawatches.jp/ja/watches/seamaster/railmaster/the-collection/product

レイルマスターの特徴やよく修理に出される事例を紹介していきます。

レイルマスターの歴史や特徴

レイルマスターのレイルとは、鉄道を指します。発売された1957年、鉄道は蒸気機関からディーゼル機関に移行していました。そこで起こったのが、磁気帯による時計の不具合です。

通常の時計は60ガウス程度しか耐えることはできませんでしたが、このレイルマスターは当時でも最高峰の1,000ガウスの耐磁性を持つハイスペックブランドとして発売されました。

これほどのオーバースペックとなった要因は、レイルマスターの原型にあるといわれています。1950年代、イギリス空軍では機内で発生する磁気による時計の狂いを問題視していました。そこでオメガに磁気を受けないミリタリーウォッチを要請したのだそうです。

軍事需要による技術革新と時代の流れがこのレイルマスターを生み出したといえるでしょう。しかしながら、同じマスターと名を持つシーマスターやスピードマスターほどの人気を得ることはできず、廃盤となりました。

廃盤となった原因は1,000ガウスの耐磁性を獲得するために採用した手巻きのムーブメントだといわれています。ロレックスなどの競合他社が採用した自動巻きムーブメントのほうが、耐磁性には劣るものの、手軽であるとのことから人気を博していたそうです。

2003年にレイルマスターの名前が復刻し、2017年には当時の超耐磁性能を大幅に超過した15⁠,000ガウスの耐磁性を持つレイルマスターが復活しました。

レイルマスターでよくあるトラブル

レイルマスターの特徴は手巻き・自動巻きのムーブメントです。手巻きのムーブメントは、リュウズを回してゼンマイを巻き上げなければいけません。この巻き上げの時、いっぱいまで巻いてしまうとゼンマイが切れてしまうことがあります。

自動巻きの場合、時計を振ることで時計内部のロ―ターが動き、ゼンマイを巻き上げます。強く時計を振ったりすると、ローターにがたつきが出てゼンマイが巻き上げられなくなるといった故障の原因になります。

また、機械式時計にありがちな故障の原因として、長期間放置による潤滑油の劣化、汚れといったものによる精度不良があります。こまめにゼンマイを巻き上げることである程度防げますので、注意しましょう。

経年劣化はどの時計にもつきものです。特に機械式の場合は、内部部品の摩耗があるため、3~4年に1回はオーバーホールをして、劣化状況を確認しましょう。オメガ特有のコーアクシャルムーブメントも例外ではありません。

レイルマスターのオーバーホールの相場

レイルマスターは機械式が1.8万円~。磨きや研磨などが入ると追加で1.6万円程度かかるといわれています。

コーアクシャルは2.4万円、クロノグラフは2.8万円です。

オメガ純正店に修理を依頼すると2年間の保証がつきますが、通常の機械式は7.4万円、クロノグラフは10万円以上が相場となっています。

レイルマスターのオーバーホールの事例

レイルマスター

時計が止まってしまった事例です。オーバーホールとパッキン交換交換で対応されたとのこと。

費用に関しては記載されておりませんでした。機械式時計は潤滑油の劣化でゼンマイが動かなくなってしまうので、定期的なメンテナンスを心がけましょう。

参照元:https://tudor.eshizuoka.jp/e918462.html

レイルマスター Ref.2503.52

オーバーホールの依頼をされた事例です。機械式のコーアクシャルムーブメントを搭載した現代版レイルマスターです。

オーバーホール+研磨で31500円だそうです。

参照元:https://muramatsu.eshizuoka.jp/e918535.html

シーマスター レイルマスター

こちらもオーバーホールでの依頼をされた事例です。裏パッキンの交換とオーバーホール・超音波洗浄簡易磨きで対応されたとのこと。

費用については記載されていませんでした。

参照元:https://www.inouewatch.com/repair-results/1295

レイルマスター Ref: 168.1111

コーアクシャルムーブメント搭載のレイルマスターです。パッキン・ばね棒の交換と、オーバーホールで対応された事例です。

費用については確認できませんでした。

参照元:http://www.3time.jp/jisseki_omega.html

オメガ修理・オーバーホールの価格を
時計修理専門店3社で比較

レイルマスターの修理でおすすめの時計修理専門業者

オロロジャイオ

オロロジャイオは中野にある時計修理専門業者。見積もり・送料無料で、全国からの郵送修理にも対応しています。1級・2級時計修理技能士が在籍し、確かな技術でお客さんの大切な時計の修理を対応してくれます。保証についてもアンティーク時計の場合は半年、その他の時計については1年間の保証期間を定めており、アフターサービスの充実も魅力の一つです。

また、同店では毎月キャンペーンを実施。お得な内容に、新規のお客さんだけでなくリピーターや複数品の修理を依頼する方も多いようです。

レイルマスターのオーバーホール料金

オロロジャイオのレイルマスターのオーバーホール基本料金は、18,000円です。

公式ホームページにてレイルマスターのオーバーホール事例は見つかりませんでしたが、基本料金が同じシーマスターの事例を紹介します。シーマスターの事例の場合、オーバーホール料金18,000円に加え、ゼンマイやバネ棒などの交換を含めて45,900円というケースがありました。

ウォッチレスキュー

ウォッチレスキューは、名古屋で23年、青山で4年の時計販売の実績を持つ時計修理専門業者です。オーバーホールに関してはオメガはもちろん、ロレックスやカルティエなど様々なブランドに対応可能。

比較的リーズナブルな料金設定でオーバーホールや修理を請け負っています。対応するスタッフは電池交換やオーバーホールを中心に行ってきた確かな腕の持ち主たち。時計技能士検定の取得者も常勤しており、何か困ったことがあれば気軽に相談できるの頼りになるポイントでしょう。

レイルマスターのオーバーホール料金

ウォッチレスキューのレイルマスターのオーバーホール料金は公式ホームページ上で公開されていませんでした。

ただ、過去には実際に修理を行った事例があり、メンテナンスオーバーホール・パッキンと3.4番車の交換で29,000円。2,000円オフのクーポンの利用で27,000円にて修理を行ったケースが確認できました。

村松時計店

村松時計店は、静岡県島田市で販売と修理を行っている時計専門店。ユンハンス、ルミノックス、ケンテックス、モンディーンの正規取り扱い店として、新製品から限定モデルまで取り揃えています。そのほかに取り扱っているメーカーはオメガをはじめとして、ロレックスやセイコーなど豊富な種類。海外・国内メーカーの中古時計やヴィンテージ時計など、幅広いラインナップの時計を取り扱っています。

一級技能士が在籍し、お客さんの時計を丁寧に点検・整備。ヴィンテージやアンティーク時計も取り扱っているため、他店では断られた時計の修理について相談してみるのもいいでしょう。

レイルマスターのオーバーホール料金

村松時計店のレイルマスターのオーバーホール料金については公式ホームページには記載がありませんでした。同店では、オーバーホールの基本料金はクォーツか機械式、またはブランドで分けられています。

ただし、過去の事例としてはレイマスターのオーバーホール修理実績があり、金額は32,500円。オーバーホール、機械内部の修理、外観部の磨き上げを合わせて対応しています。

オメガのオーバーホール
最安3社はコチラ

オメガの修理
見積り価格3社比較

オメガ修理を安価で対応してくれる3社をピックアップ。
各社とも郵送修理にも対応しているため、お住いの近くに店舗がない場合にもおすすめです。

スペック:オメガスピードマスター/クロノグラフ/自動巻/10年前に購入以降オーバーホールなし
修理内容:ゼンマイ・切替車・裏蓋パッキン・バンドピン・バンドピン用パイプの交換・オーバーホール

時計修理工房
なんぼや
見積金額
63,700
カナルクラブ
見積金額
46,200
スウォッチ
(オメガ正規店)
見積金額
83,600
       

※修理専門店でオメガスピードマスターのオーバーホールが2020年4月現在最安値の「カナルクラブ」、チェーンの大手「なんぼや」、オメガ正規店である「スウォッチ」の3店に見積もり依頼し、その結果を掲載しました。
※見積もり期間は2020年1月~4月です。